分からないことだらけ?初めての会社設立

最近は政府の後押しもあって、一昔前と比べると会社設立は簡単に出来るようになりました。
お蔭で会社を起こす人は増えて、大成功を収めている所もあります。
ただ実際に会社を設立しようと思っても、具体的にどこから手を付ければ良いのか分かりません。
書籍やインターネットで調べても、専門用語だらけで頭が痛くなっているという方もいらっしゃるでしょう。

会社設立を決意された方の背景は、人それぞれです。
例えば現在も、会社員として勤めているかたもいらっしゃるでしょう。
会社員を続けながら、起業を行うことを「サラリーマン起業」と言います。
ただサラリーマン起業でも、幾つか注意しなければならない点があります。

まずは「就業規則」です。
基本的に会社員として働きながら会社設立する行為そのものは、法律で特に禁止はされていません。
ただ就業規則で副業が禁止されているのなら、何らかの罰則は覚悟した方が良いでしょう。
副業が禁止されているのかは企業にもよりますが、大きな理由としては通勤に影響が出るからです。
会社設立の為に会社を辞める必要はありませんが、もし考えているのならば現在勤めている会社に説明する必要はあります。

中には、脱サラをしてという方もいらっしゃるかと思います。
今まで副業という形で仕事をしていたのならばまだしも、事業をゼロから始めるとなると大きな苦労は免れません。
会社を設立する前に、手掛けようと考えている事業や法人についてしっかり勉強する様にして下さい。

元々個人事業として仕事をしており、法人化する為に会社設立を考えている方もいらっしゃるでしょう。
確かに法人化すればビジネスの幅も広がり、時には大きな仕事を任せてもらえる可能性もあります。
また個人事業と比べると信用度も高くなるので、資金の借入もスムーズにいく筈です。
しかし手掛けようとしている事は、本当に”法人”でなければ出来ないものでしょうか。
最近はやたらと会社設立を謳う業者が多くなり、彼等に釣られて会社設立をと乗せられていないでしょうか。
もし業者の誘い文句で会社設立を考えるようになったのならば、今一度冷静になる必要があります。
そしてどうしても法人化しなければならないというのならば、会社設立に動き出して下さい。

また初めての会社設立で不安に感じているのならば、個人事業から始めることを強く勧めます。
思い描いているビジネスが成功するかどうかは、やってみなければ分かりません。
でも会社を立ち上げて万が一事業が失敗したら、取り返しのつかないことになってしまいます。
だから最初は個人事業で様子を見て、手ごたえを感じたのならば法人化へ踏み切っても良いでしょう。
もちろん最初から絶対的な自信があるのなら、会社を立ち上げても構いません。
でも会社を設立した以上、絶対に失敗は許されないということだけは肝に銘じておいて下さい。

しかし「会社」と一言で言っても、色んなタイプや形があります。
最もオーソドックスな形と言えば、株式会社です。
株式会社を上手く経営すれば節税対策にもなり、収益も期待出来るでしょう。
金融機関の借入もスムーズに進み、更に株式を発行すれば資金も直ぐに集まるでしょう。
ただし設立費用はかなりかかり、面倒な手続きもあります。
ご自分で手続きや書類作成をやろうと思えば出来なくはありませんが、初めての会社設立となると専門家の力を借りた方が確実かと思います。
株式会社は大きな責任を背負うことになるので、設立にかかる手間や費用は相当なものになります。
更に会社運営に関しても社員同士では決められないので、窮屈な思いをするかもしれません。

最近右肩上がりに増えて来ているのが、合同会社です。
合同会社と言われてもピンと来ないかもしれませんが、誰でも知っているような世界的有名な企業も合同会社として経営されている所が増えて来ました。
ただ世界的大企業が合同会社だとしても、株式会社と比べると知名度はまだまだ低いです。
信用度もあまりないので、資金集めにも苦労するでしょう。
更に決算公告の義務が無いので、取引先の相手から怪しまれる恐れもあります。
しかし合同会社は設立費用が株式会社と比べると安く、手続きもほとんどかかりません。
不安に思うのならば専門家に頼むのが1番ではありますが、会社設立の失敗について事前に勉強していればつまずくことも無いでしょう。

会社設立で重要なことは、作り上げた会社で何をしたいのかです。
何となく会社を作ってしまうと、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまうので要注意です。
もちろん会社で利益を上げることは最優先事項ではありますが、問題はどういう手段を用いて利益を上げるかです。
折角苦労して作った会社なのに、数ヶ月も経たずに倒産してしまうと元も子もありません。
もし倒産すればご自身の人生だけでなく雇った社員にも、大きなダメージを与えてしまうことを忘れないで下さい